アップサイクルフードとは?

定義

アップサイクルフードとは、本来は捨てられる予定だった食材を、素材に戻すのではなく、もとより価値の高い商品として作り直した食品のことです。規格外の農産物、加工の際に出る皮や芯、パンの端などが原料になります。

BITE BACK APPLE は、長野県産の規格外りんごを原料にしたアップサイクルフードのブランドです。ここでは言葉の定義と近い概念との違い、選ぶときの見方を整理します。

リサイクル・リユースとの違い

アップサイクル元のものより価値の高い別の商品に作り直す。規格外りんご → コンポート、ドライりんご
リサイクル素材や資源に戻して再利用する。食品残さ → 飼料・肥料
リユース形を変えずにそのまま使う。容器の再使用など

「捨てないために安く処理する」のではなく、「おいしいから買われる商品にする」のがアップサイクルの要点です。売れ続けなければ原料の引き取りも続かないため、味と価格の設計が取り組みの持続性そのものになります。

フードロス削減との関係

食品のロスは、消費者の手元より前の段階、つまり生産・流通・加工の途中で多く生まれます。農産物の場合、その代表が見た目の基準を外れた規格外品です。味に問題がなくても売り場に並べられず、引き取り先がなければ畑で処分されます。

アップサイクルフードは、この「出口のない原料」に商品としての行き先をつくる方法です。産地には収入が生まれ、消費者は選ぶだけで削減に関わることができます。

選ぶときに見るべき3つの点

原料の出どころが書かれているか:どの産地の、どんな理由で出た原料なのかが明記されているか。

誰が作っているか:農園と加工者の名前が公開されているか。

くり返し買える味と価格か:一度きりの応援ではなく、日常で選べる商品になっているか。

日本の実例:BITE BACK APPLE

BITE BACK APPLE は、長野県産の規格外りんごを3つの商品にしています。COMPOTE(150g)は果肉感を残し、橘の葉とシナモンリーフで香りをつけたもの。SNAPS(20g)は原材料がりんごのみで、砂糖・香料・保存料は不使用です。

原料は長野・アップルラインのフルプロ農園。100年続く果樹農園で、耕作放棄地を耕し直しながら若い世代が農業を継いでいます。COMPOTE の製造は果実加工50年以上の中高果実加工(長野県中野市)、SNAPS の製造は株式会社フルプロ(長野県小布施町)。香りづけの橘の葉とシナモンリーフは、日本の森の草木を研究する日本草木研究所によるものです。

パッケージはメキシコの死者の日にインスパイアされたポップなデザイン。「フードロスだから買う」ではなく、まず商品として選ばれることを目指しています。

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